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[進撃]何度でも[R18]

第25章 それでもその日はやって来る


数時間後。

兵舎でひとり祈りを捧げて居た私は勢い良く立ち上がった。

遠くで微かに聞こえる。
兵団凱旋を知らせる鐘の音だ。

『…行こう……っ』

古城の重厚なドアを開け放って愛馬に声を掛ける。

彼女は年老いた優しい瞳で私を見つめると、小さく嘶いて頭を下げた。

それはまるで“大丈夫よ”と言ってくれているようで。

私は力強く頷きを返して、愛馬の背中に飛び乗るのであった。
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