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[進撃]何度でも[R18]

第25章 それでもその日はやって来る


私は考える。

自分がこの世界にやって来た意味を。
何故、二度目の生を受けたのかを。

『……お気を付けて』

何度考えたって分からない。
分かるはずもない。

だけど、何か意味がある筈だ。

『ご武運をお祈りしております』

以前、エルヴィン団長に言われた。

“君は平和の神が遣わしてくれた天使なのかもしれないな”

その言葉通りだとしたら?
私が今、すべき事は何だ。

『兵長、行ってらっしゃい』

フワリと微笑んでみせて、それから。
骨張った兵長の手に自分の掌を重ねた。
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