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[進撃]何度でも[R18]

第25章 それでもその日はやって来る


『……リヴァイ兵長』

私は何を言ったらいいのか分からず、ただ瞳に映る人物の名を呼んだ。

嫌な予感がするのだ。

ぞわぞわと、何かが。
地を這うようにして背後に迫っている。

それはきっと……死の気配だろう。

「シケた面してんじゃねぇよ」

大丈夫。
何も心配いらない。

兵長はそう言って笑った。

「俺はな……、お前に笑って送り出して欲しいだけだ」

『……笑って…ですか』

「ああ、そうだ。気を付けて行ってらっしゃい……ただそう言って笑顔を見せてくれれば…それでいい」
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