第24章 懇親会と云う名の
「……そっか」
クリスタは俯き加減に言う。
言葉の続きを待つライナーは極度の緊張で今にも卒倒してしまいそうだ。
そして、次の瞬間。
「すごく嬉しい」
そう言って笑うクリスタはまさに天使そのものだった。
「私もライナーの事、好きだよ」
「まっ……マジか…!じゃあ…‼︎」
「ユミルの次にね」
「へ……?」
「私の本命はユミルだから」
「いや、え……?じゃあ、お付き合いとかは……その、」
「三人で仲良くしようね」
「……はい」
こうしてライナーの告白は微妙な成功を収めるのであった。
『(クリスタ、怖い子……‼︎)』