第24章 懇親会と云う名の
ジャンの物言いに思わず噴き出すリヴァイ班一同。兵長までもが顔を背けて肩を揺らしている。
「そんな〜……酷いですよ、兵長まで」
明らかに落ち込んでみせるオルオの頭にポンッと手を乗せて兵長は言った。
「悪いな。笑いが堪えられなかった」
兵長、何のフォローにもなってないです。エルドさんの冷静なツッコミにまたひとつ笑いが起きるのであった。
「あの、先生……ちょっといいかな」
そんな時だった。
突然声を掛けられて振り向くと、ライナーとベルトルトが立っていたのだ。
二人とも神妙な面持ちでこちらを見下ろしている。
『どうしたの?』
思わず声を潜めてそう問えば、二人は互いに目配せをし合ってからこう言った。