第24章 懇親会と云う名の
「そうだぞ若造!お前、ちょっとチャラ過ぎやしないか⁉︎」
グンタさんが厳しい顔付きを作れば、エルドさんは優しい声音で言葉を重ねる。
「いくら兵長の魅力に負けたとは言えが可哀想だな」
便乗して声を上げるのはオルオだ。
「ジャン!お前、俺だけじゃ飽き足らず兵長にまで抱かれるなんざ……このビッチめ!」
しかし、その言葉はペトラさんによって一蹴された。
「オルオは自分が慰めてもらってたんでしょ……お金払ってたの、私知ってるんだから」
「ちょっ……言うなよペトラ!威厳とか無くなったらさぁ!どうするんだよ⁉︎」
突然の暴露に焦りまくるオルオ。
そこで、ジャンが一言。
「あ……大丈夫っす。最初から無かったんで、威厳とか」