第24章 懇親会と云う名の
「あのなァ……サシャ、女の子は食いカス飛ばしながら喋ったりしねぇんだぞ」
コニーは呆れ顔で言いながらサシャの口元を拭った。そこにすかさず茶々を入れるのはエレンだ。
「ひゅー!相変わらず仲良いなお前ら」
その言葉に頬を染めるコニー。
しかし、対するサシャはコロコロと喉を鳴らして笑っている。
「そうですね!コニーとは訓練兵の頃から、何かと一緒に過ごしている気がします!」
「ばっ……お前!変な事言うなよ!」
まるで茹で蛸の如く赤面したコニーをエレンが更に煽る。
私はそんな様子を微笑ましく思いながら眺めていた。