第21章 兵長のターン【R18】
いくら抵抗しようと、兵長が手を休めることは無かった。
次々に剥ぎ取られる衣服。
熱を帯びた素肌が露わになっていく。
私は自然と込み上げる涙を堪えて兵長の腕を掴んだ。
『…っやめ、て』
頭に浮かぶのは愛しいジャンの顔。
ついさっき言われたばかりの台詞が脳裏を過る。
“俺以外とヤったら許さない”
『やめて…下さい……っ』
ついに溢れ出した一筋の涙。
その雫を見た兵長はブラのホックに掛けていた指をピタリと止めて此方を睨む。
「……お前達は」
兵長は呟くようにそう切り出して、ポツリポツリと言葉の続きを紡ぎ出した。