第21章 兵長のターン【R18】
「と、云う訳で」
『だからどういう訳ですか‼︎』
お姫様抱っこを継続したまま兵長が向かった先は、なんとバスルームだった。
平然と私の服を脱がそうとする兵長に待ったをかける。
が、もちろん効果なし。
『やっ……やめて下さい!』
「断ると言っただろうが」
細く見えて逞しい腕を強く押し返してみても、軽々とねじ伏せられてしまう。
脱衣所の長椅子に押し倒される形でやり込められた私は、自分に跨った兵長の顔を下から見上げていた。
「チッ……身体中からクソガキの臭い漂わせやがって」
隅々まで綺麗にしねぇとだな。
兵長は小首を傾げてそう言うと、問答無用で私のシャツに手を掛けた。