第18章 来たる懇親会に向けて
分隊長によると、対憲兵団親善試合の後に懇親会と称した宴が用意されているのだと云う。
「来たる懇親会に向けて、我が兵団から何組か演芸要員を選出したい」
演芸要員?
なァおい、演芸って何だ。
もうお前黙ってろよ。
ハゲ、ダサい坊主。
104期生は今日も元気いっぱいだ。
「いいだろうコニー・スプリンガー。君の質問に答えてやる」
コニーの疑問を拾ってくれた分隊長。
ひとつ深呼吸をして、口を開く。
「要するに君達には一発芸をやってもらいたい。演芸要員は懇親会における最重要ポジションであり、本会が盛り上がるか否かは全てここに賭かっている!」
だってよ。
なァおい、2割も理解できなかった。
いい加減にしろよお前。
バーカ、馬鹿ハゲ坊主。
コニーは今日もおバカ全開である。