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[進撃]何度でも[R18]

第16章 飴と鞭


そこから先、兵長は何も話さなかった。

私もまた言葉を発する事なく作業に没頭していく。

やっとの思いで書類整理を終えた時には既に日が暮れていた。

「……ご苦労」

兵長は逆手で自らの肩を抑えて首を回している。一日を通した書き仕事に相当お疲れの様子だ。

『兵長こそ…お疲れ様でした』

なんとなく目を合わせ辛くて窓の外を見やれば、むしり終わった雑草の脇で倒れているエレンが居た。

お水を持って行ってあげよう。
そんな思いを胸に部屋を後にしようとした、その時。
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