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[進撃]何度でも[R18]

第16章 飴と鞭


「」

突然、名前を呼ばれて弾かれたように顔を上げる。

意外な事に長い沈黙を破ったのはリヴァイ兵長だった。

『……はい』

一体何を言われるんだ。
私はド偉い緊張感の中、蚊の鳴くような声で返事をする。

カチャ…ッ
兵長が眼鏡を外す仕草がやたらスローモーションに見えて、それから。

それはあまりにも唐突な問いだった。

薄い唇から出た言葉に私の心臓は大きな音を立てる。

「お前、ジャンに惚れてるのか」

『……っ⁉︎』
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