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[進撃]何度でも[R18]
第16章 飴と鞭
かくして各自の属する兵舎を清掃することとなった私達。
私とエレンは兵長監視の下、特別班兵舎の草むしりに勤しんでいた。
「全…っ然、終わらねぇ…‼︎」
『…抜いたそばから生えてきてんじゃないの、これ』
膨大な量の雑草を前に思わず膝をつくエレン。私はその横で手袋片手に横たわっていた。
「巨人化して焼き払いてぇ」
『……人類の為に使いなさい』
冗談混じりの会話も茹だるような暑さの為か中々進まない。
そんな昼下がりのことだった。
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