第14章 オバケなんて嘘さ【R18】
かくして第一組ライナーとホモミンの挑戦は失敗に終わった。
重厚な造りの扉から出て来た二人の様子はと云うと、こんな感じ。
「グスッ…もうお嫁に行けない…っ」
「ライナー…プニプニ…ふふ、ふふふ」
何だ、何があった。
なんでライナー泣いてんだよ。
ていうかアルミンどうしたの?
何笑ってんだあいつ。
『(…先が思いやられるな)』
出迎えた各々の思いが錯綜する中、第二組の挑戦が始まる。
第二組
エレン・イェーガー
ジャン・キルシュタイン
「はー……ったく何でお前なんかと」
ランプの灯りに照らされた祭壇を見つめながらジャンは溜息を吐いた。
暗闇で二人きりになるなら先生とが良かったぜ。ジャンのそんな心中を察してか、エレンが言う。
「どうせジャンは肝試しを理由にして先生に触りたかっただけだろ」
エレンの挑発的な態度にカチンと苛立ちのスイッチを入れるジャン。
きちんと整えられた眉に皺を浮かべてエレンを睨み付けている。
「だったら何だ。なんか文句あんのか糞ホモ野郎」
「はっ……相変わらずお前の脳内は快適だな」
「んだとテメー…」
「やんのか馬面」
「上等だゲジ眉」