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[進撃]何度でも[R18]

第2章 調査兵団宿舎にて【R18】


私は無い頭を必死に捻って“警察官”を説明した。

兵長はしばらく疑念の目を此方に向けていたが、というか今も向けてるけど。

取り敢えず私が“警察官”という職業に従事する者であり、彼らに対する敵意がない事だけは分かってもらえた。

「…で、ニホンとは何だ。そんな名の土地は聞いたことがねえ」

マジか。
当然といえば当然だけど、それも説明しなきゃいけないのか。

私はパンク寸前の頭を再度ひねくり回す。

『日本は…アジア諸国の一国であり』

「アジア?」

『えっと、アジアとは赤道より』

「セキドー…?」

だァァ!
カルチャーショックゥゥゥ‼︎

もう無理、これ以上説明出来ない。アジアも赤道も知らない異世界人にどうやって日本を説明するんだよ!

私は頭を掻きむしって机に突っ伏した。
その様子を兵長が無表情で見つめている。

『……はっ!そうだ』

ふと、ある考えが頭に浮かんだ。
私はそれを実行に移すために“ある物”を請う。

『紙と、ペンを…貸していただけませんか?』
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