• テキストサイズ

師団長と妄想日記

第9章 師団長と素顔


「何欲しいかなぁ…。」


そうだ。
本当に欲しい物を考えよう。


「そこからなのか?
何か欲しいものがあってのその発言じゃなかったのか。」

「え、違うよ。
なんかふと服が欲しくなった。」


自分の腕を枕代わりに、
そこに顎を乗せ、
正面にいるナイルを見る。


あまり見たい番組がなかったのか、
新聞とリモコンを置き、
ナイルも肘をついて私の方を見た。

同時に、
小さく吹き出す。


「不細工。」


そう言って、
あまり大きくはない机越しに
鼻をつままれた。

反射的に目は閉じるものの
抵抗は特にしない。

/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp