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師団長と妄想日記

第17章 掌の上



「リオと会ってから、
そんなもんどっかにいっちまった。」

ナイルは意図的に
リオの首筋に
唇を添わせた。

リオの身体が
小さく跳ねたのと同時に、
ナイルの手は
スッと服の中に侵入してきた。

「っダメ!
一ヶ月禁欲はホントにさせるから。
キスは可。」

ガシッと手首を掴まれ、
その先へ進展するのを止められ、
再び告げられた宣告に、
ナイルの口角は引くついた。

リオは身体を
反転させ、
ナイルと向かい合った。


「キスは可とか
生殺しだろ。」

「キスも禁止にする?」

「いや、無理。」

そう言った途端、
リオの口は
ナイルに塞がれた。


「ん……っは……」


深く、荒く、深いキスだった。


息をするのも
やっとな程に。


「まじで男除け対策してぇ。」

「何言ってんの。
私は、ナイルじゃなきゃダメだよ。」


そう言うと、
ナイルは真っ直ぐリオを見つめた。


「ヤらせてください。」

「ダメです。」

リオは
ニヤリと悪い顔で微笑んだ。

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