第8章 師団長と疑い
「どうせ、そのキャバ嬢か
エルヴィンさんにでも入れられたんでしょ。」
「あ……エルヴィンか…!!
あいつもいたな…」
「いや、まぁわかんないけどさ。」
勝手に確信に変えたようで、
私の声は届いていない。
あの人は私と似てるからなんとなくわかる。
きっと明日笑顔で
ナイルに昨日はどうだった?とか聞いてそう…
「今度エルヴィンさんうちに連れてきなね。」
「あ?絶対嫌だ。」
大好きなくせに。
って思ったけど言わないでおく。
「とりあえず大丈夫そうならシャワー浴びてきて。
あ、でもお酒残ってるならやめた方がいっか。」
アルコールが急にまわるかもしれないし。
でも、この臭いのナイルと一緒に寝たくない。
どうしたものかと首を傾げて考えたがどうしようもなかった。