第6章 師団長とアイス 1
うん。
ガリガリ君も間違いないよね。
たまに食べると美味しい。
「あー垂れた垂れた。
ちょっとティッシュ取って。」
持っていた右手に垂れたらしく、
左手に持ち替える。
そして、垂れた指を舐めて拭き取る。
だけど、そんなことをしている間に今度は左手に垂れる。
あーもう色々崩壊してる。
大変そう。他人事だけど。
「はい、ティッシュ。」
「おぅ。」
あーだこーだしながら、
気づいたらナイルは食べ終わっていた。
まぁ食べるの休憩できないもんね。
「ガリガリ君って絶対最後の方はただの戦いになるよな。」
手のベタつきを気にして、
ナイルは手を洗いに行った。