第3章 師団長と志○動物園
真剣にプレーリードッグを見る
ナイルの頬をペチペチと叩いた。
「ねぇナイル。構って。」
「ん?悪ぃ、もうちょっと待て。」
……。
プレーリードッグ>私
なわけですね。
「やだ。ナイル、ちゅーしよ。」
チラッと私に視線を向けたかと思うと、
無言で頭を撫でられながら
胸に押し付けられた。
これが何を意味するのかは
わかってる。
ただ待て。と。
…負けてなるものか。
私は無理矢理身体を動かし、
ナイルと向き合う形で座り直した。
もちろん私の方が
身長が低いため、
彼の視界の邪魔になることはない。
今度は、一思いに、
ナイルの目を両手で覆ってやった。