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師団長と妄想日記

第17章 掌の上




「俺この格好で変じゃないか?」


やけにナイルがソワソワしている。


「何に緊張してるの?」

「いや、緊張っていうか、
リオの後輩に変な彼氏だと
思われたら嫌だろ。」


ナイルにとっては
めんどくさいだけだろうに、
気を使わせてしまっていることには
さすがに申し訳なさが湧いてくる。


「全然大丈夫だよ。
付き合わせてごめんね。」

「しつこい。
いいって言ってんだろ。
まぁ悪く思われない程度に
おとなしくしとくわ。」

「パッと会ったら満足してくれると思うから。」

「おう。
その後どっか出てくる。」


そんな会話をしていると、
インターホンが鳴らされた。


「あ、来た。」


パタパタと
来客を出迎えに
玄関へ向かった。


「いらっしゃい。」

「お邪魔します。
なんか無理言っちゃってすいません。」

「ううん。全然大丈夫だよ。
入って入って。」


そう言って
後輩を家の中へ招いた。

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