• テキストサイズ

師団長と妄想日記

第14章 師団長と女の子の日




「ただいまー」

「あ、おかえりー」

「あ?飯作ってたのか?
おとなしく座ってろよ。」



なんだかんだこういう優しい部分に
惹かれてしまっているのだろう。
わからないなりの気遣いは
とても嬉しい。



「あと、これ。」



片手でネクタイを緩めながら、
ナイルが箱の入った袋を差し出してきた。


「ん?これ何?」

「ケーキ。
適当に選んじまったけど。」

「…今日なんか記念日だっけ。」


いろんな記念日を頭に巡らせる。
元々そんなに細かく刻んで
お祝いをすることはないけれど、
何かあったかもしれないと少し焦る。

/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp