第14章 師団長と女の子の日

「いや、リオが
生理始まると甘いもの食べてぇって
いっつも言ってるから。
……あ、そういう意味じゃなかったか？」


私の返事を待たず、
ナイルが失敗したか…というような
表情を見せた。


「いや、嬉しい…」


失敗だなんてそんなわけはなく、
逆に嬉しくて
言葉が少なくなった。


「ご飯食べ終わったら一緒に食べよう。」


そう言いながら、
ナイルからケーキを受け取ったとき、
つい嬉しさが顔に表れているのが分かった。


「おう。」


私にケーキを渡したナイルは、
私の頭をポンポンと撫で、
着替えに行った。