第13章 師団長と雷
「どうした?何かあったか?」
さすがに様子がおかしいと思い
心配になる。
「何もない…
いいから早くナイル一緒にいて。」
「いや、俺もいてやりてぇけど…
とりあえずシャワー浴びていいか。
リオまで風邪ひくだろ。」
「ナイル、シャワー浴びたいの?」
リオが顔を上げないまま
そう呟くように尋ねた。
「全身濡れてて気持ち悪ぃ。」
「じゃあここで待ってる。」
「え……。」
待つ?
どういうことだ。
「ほら、手伝ってあげるから早く浴びてきて!」
そういってリオは
ナイルのシャツのボタンを外し始めた。