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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第1章 ツンデレって何だ⁈
「え〜?これですか〜」
男はピコピコと耳を動かして見せた。
男の耳は何故か顔の両脇には無く、代わりにさらりと揺れる銀髪からウサギと同じピンとした立派な耳が見えている。
「それ…コスプレ…って訳ではなさそうだな」
ふぅ…っと、息を吐いて自分を落ち着かせると、カインは問いかけた。
「そんな訳ないじゃあ、ありませんか〜」
と、男はカインに後ろの尻尾も見せて微笑んだ。
「わかった!わかったから、それヤメろ」
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