• テキストサイズ

ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)

第8章 ツンデレ好きなのか……そ、そうか……


ハンスに案内され、城の中に足を踏み入れると、カインは思わず唸り声をあげてしまった。


「す、すっげぇ〜」


王宮のエントランスは、カインが今まで見たことが無い絢爛豪華さで、天井など見えない程高かった。


「カイン、こっちだ」


余りの豪華さに目を奪われていると、ハンスが手招きをして呼んできたので、カインは慌ててハンスの元に駆け寄った。


「ここから寄宿舎までは少し遠い。迷子になるなよ」


ハンスは少し意地の悪い顔でカインに囁いた。


「こ、子供じゃあるまいし、迷子なんかなるかっ!」


カインはハンスに怒鳴ると、フン、と顔を背けた。


しかし……まさか、これかフラグになるなんて……ー
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp