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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)

第7章 ツンデレが好きだってちゃんと言えよ……


差し伸べられた手をおずおずと取ると、ぐい…っと身体を持ち上げられた。


そのまま、ハンスの胸の前にポスッ、と収まる。


カインは初めての馬の高さに、身体を硬直させた。


「カイン……?もしかして、馬怖いか?」


「ばっ……違っ!ただ乗り馴れて無いだけっ…」


カインはあからさまに動揺している。


ハンスは、そんなカインの後ろ姿を見て、クク…っと笑いを堪えた。


「おい!何笑ってんだよ!」


「ごめん、ごめん。そんなつもりじゃ、ないんだ」
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