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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)

第7章 ツンデレが好きだってちゃんと言えよ……


(あいつの目……あの目に見つめられると、なんか調子狂う)


カインは今更、王宮行きを後悔し始めていた。


このままハンスと一緒に暮らして、果たして自分は自分のままで居られるのだろうか……


漠然とした、自分でもまだよくわからない不安がカインの心を過ぎっていった。


「カイン、そろそろ出発するぞ」


ふと、ハンスに呼ばれ、カインは我に返る。


ハンスはひらり、と馬に跨がると、カインに手を差し伸べた。


「さぁ、カインも乗るぞ」

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