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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第6章 ほ、ほんとにツンデレでもいいのかよ?
そのままの体制で、どの位時間が経っただろうか……カインにはよくわからなかったが、すごく長く感じられた。
イデスがようやくカインから手を離す。
そして、困ったカインの顔を見て口を開いた。
「……なーんてね!冗談だよ?あれ〜カインってば顔が赤いよっ……本気にした?」
カインは呆気にとられる。
「お前……いい加減にしろ〜!!!」
イデスはきゃ〜!と悲鳴をあげて、笑いながら逃げていったが、その顔には何故か涙の痕があった……ー
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