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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第6章 ほ、ほんとにツンデレでもいいのかよ?
「僕出してあげるよ、“カインはここでイデスと幸せに暮らします”って」
「……っ」
カインはようやく顔をイデスに向けた。
「お前な……」
「ね、ここに居よう……カイン…」
赤くなりかけてる顔を誤魔化そうとしてるカインを、イデスはすがる様に見つめた。
カインはぐっ…と押し黙る。
「そ、そんな事…無理だろ……」
「無理なもんか!僕がカインを守るから」
イデスはそう言うとカインの胸に抱きついた。
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