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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第6章 ほ、ほんとにツンデレでもいいのかよ?
カインが王宮行きを承諾してから数日後……
イデスはカインの部屋にいた。
「………。」
むぅ……と膨れつらをしてドアにもたれ掛かりながら、カインを目で追っている。
「………。」
カインは、敢えて気付かないフリをして、少ない荷物をまとめていた。
「……ねぇ!行くのやっぱり辞めにしない?」
「………。」
「そうだ!今からでも遅くないからお城に手紙出そうよ。行きませんってさ!」
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