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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第1章 ツンデレって何だ⁈
そんな愚痴を零していると、運転手が声を掛けてきた。
「お客さん、終点だよ、ドジソン村」
俺は溜め息を吐いて、重い腰を上げた。
周りを見渡す限り、見飽きた段々畑と長閑な草原が広がる。
他には何一つ見栄えのするものは無い。
「おいおい、親父の奴、迎えにくるんじゃなかったのかよ…」
俺はこの時、心底あの親父の元に産まれた事を呪いたい気持ちになった。
(確か……この道まっすぐ…だよな)
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