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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第1章 ツンデレって何だ⁈
都会の喧騒から離れること一時間…
俺を乗せた乗合いバスはゴトゴトと、お世辞にも綺麗とは言えない道を走っている。
「っ……たく、なんで俺がこんな田舎に」
そんなボヤきも、もう何度付いただろうか。
バスの中から見える景色も、既に半刻前から、まったく同じものしか映らなくなった。
「いけども、いけども段々畑……か」
クソ親父のせいで俺は、こんな田舎に引っ越さなければならなくなった。
(親父のやつ、本当にこんなとこ住むつもりかよ)
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