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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)

第4章 お前ら、ツンデレを可愛いとか言うな!


ロビンが頷くと、ヘイヤは短い溜め息を吐いた。


そんな会話の間、カインはこの見知らぬ二人をちらちらと見ていた。


ハンスと呼ばれた男は、鍛え上げられた逞しい身体に紋章の入った鎧を身につけていた。


(こいつは耳ウサギじゃないんだな…)


カインがそんな事を考えていると、ハンスが此方を見て来たので、思い切り目が合ってしまった。


「お前がカインか、いい名前だな!」


ハンスはいきなりカインに笑いかけてきた。


「俺はハンス。城で近衛隊長をしているんだ、よろしくな!」


身体に似合わない屈託の無い笑顔にカインは何故か目を奪われてしまった。



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