第3章 俺は断じてツンデレなんかじゃないっ!
「うちは皆さんが集まる憩いの場ですからね〜、パーティ会場になるんですよっ」
嬉しそうにロビンは、耳をぱたつかせた。
「へぇ、金儲け出来るの間違いだろ?」
カインが口の端を上げながら、ロビンを横目で見ると、ロビンの眼鏡の奥がキラリと光った様な気がした。
「そうそう、今日は会場にお城の関係者の方達もお見えになるそうですよ〜!カイン君、いきなりチャンス到来ですねぇ〜」
ロビンは眼鏡の奥の緋色の瞳を輝かせて、カインを見て嬉しそうに伝える。
「それを早く言えよ!よーし、情報収集頑張るとするか」