第3章 俺は断じてツンデレなんかじゃないっ!
カインとロビンがそんな話をしていると、イデスが急に割って入ってきた。
「ねぇねぇ、カイン!今日のパーティはコッチの服がいいかな?それともコッチ?」
いきなり目の前に見せられたのは、どちらも贅沢にフリルをあしらった可愛らしいドレスだった。
「……っ!だーかーら!お前男だろうがぁ!」
「別に性別なんてどっちだっていーじゃんか〜、可愛ければさぁ、ねーロビン?」
イデスはさらりと、そんなことを言ってくる。
ロビンは…相変わらずヘラヘラと微笑んでいて全く役に立ちそうもなかった。
カインは耳まで真っ赤に染めながらも、渋々イデスにドレスを選んでやったのだった。