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ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)
第2章 だからツンデレって何なんだよっ!
「可愛いでしょう?もう、目当てのお客さんで儲かるのなんのって…」
「そういう事じゃーねぇよ!」
「こいつ、男じゃねーかっ!!」
カインは指差しながら、睨み付けた。
「あー。人の事は指差ししちゃダメなんだよぉ」
白髪ウサギのイデスはプンプンと怒りながら、カインに詰め寄って来た。
「僕女の子なんて一言も言ってないでしょ?」
大きな琥珀色の瞳に至近距離で覗き込まれ、カインは耳まで真っ赤に染まった。
「ち、近づくなっ!この男女…っ」
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