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色んな意味で特殊なあの子

第1章 15歳の誕生日


夏海SIDE

私が言葉を唱えると、お父さんとお
母さん同様に赤い光が私を包み込ん
だ。

…なんだろう?

こんな事、体験した事も想像すらし
なかった事なのに凄く懐かしい感じ
がする。

うーん…。

上手く表現出来ないんだけど、ざっ
くりまとめると、ふわふわした気持
ち。

そう、考えていると

「うわ!!」

私を包みこんでいた赤い光がやみ、
一気に現実に戻された。

つい、どうしていいか分からずにぎ
ゅっと目を閉じた。

…。

とりあえず、目開けよ。

そーっと目を開けると、、、

まず、さっきまでいた光景が目に飛
びこんできた。

うん。

当たり前だね。

でも、少し変わったと思うのは、
お父さんとお母さんがニコニコ笑っ
ていた事ぐらい。

「さっすが、私達の子供。すっごく
可愛いわ。」

「あ、ぁあ。可愛すぎる。」

「へっ??」

「あ、自分で自分は見れない事を忘
れてたわ〜。」←

「…。お母さん馬鹿?」

「そんなことないぞ?!っと、ほら
玄関の全身が見える鏡でみてきなさ
い。」

「うん。そうする。」

よし。

今度こそ、本当に見るんだ。

覚悟は、、、

きまってる。


よし、3秒数えたら目を開けよう。

そう、思って目を閉じて鏡の目の前
に立った。

3


2


1


…。


こ、れが本当の私?!
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