第1章 真夏の大集合-in 赤司の別荘-
「決闘なんていうから何するのかと思ったら…」
黄瀬君は「ソレ」を指差し、驚きの声を上げました。
「流しそうめんっスか!?」
「Oh、YES!」
「これのどこが決闘なのだよ!」
「何を言いますか真太郎くん!流しそうめんは決闘だよ!」
さんはテーブルにある箸を持ち、高らかに熱弁し始めました。
「鋭い箸のぶつかり合い!コンマ数秒の麺の取り合い!時に流れてくる障害に惑わされない集中力…!」
くるっとターンし、箸を突きつけたさん。
顎を突き出し、ドヤ顔で告げました。
「流しそうめんこそ夏の決闘!
みんな箸持って!始めるよ!」
ごそごそと、どこからか大きな画用紙を取り出した桃井さん。
一体どこに隠し持っていたのでしょう…。
「それじゃあルール説明です!
この紙に書いてあることを各自黙読して!」
「雑だな」
「うるさい!青峰君もちゃんと読んで!」
「へいへい。えーっと…」