第1章 真夏の大集合-in 赤司の別荘-
「!そんなことよりケーキ!」
「え?まだカレーが…」
「もう桃っち以外食べ終わったス」
「みんな食べるの早いよ!むっくんとかおかわりしてるし…」
「さすが…さつきは後であたしと一緒に残りのカレー食べよう」
さんがマシュマロケーキを持ってきて切り分けます。
しかし生地にマシュマロが大量に使われているせいでなかなか切れません。
「ちーんかぶりつこうか~?」
「それはやめてほしい……よし切れた!どうぞ!」
真っ白な生地の中に苺が入った、ほんのりピンク色のマシュマロケーキが8等分されました。
正直、本当に作れるか分からなかったけど作れて良かった…!
あとは味…一応自分で味見したけど…。
「っち美味しいっス!」
「うん!甘くてふわふわしてるー!」
「…甘いな。けど悪くないのだよ」
「さん、よく作れましたね。完全に赤司君の無茶ぶりだったのに」
「まあ苦労したけど、普段からお母さんと一緒に創作ケーキ作ってるからね」
「さすがだよ。ありがとう」
「どういたしまして」
さああたしも食べよう、とさんが残りのケーキを見たら、何故かケーキが無くなっていました。