第1章 真夏の大集合-in 赤司の別荘-
「あれ!?ここにあったケーキは!?」
「…ちんごめん。俺食べちゃった」
「………何ですって?」
「む、紫原!もっと謝れ!」
「そうっスよ!っちの食べ物の怨みはヤバいっス!」
「…あたしのケーキ……」
「ちんゴメン!ちん、」
「許さん!!」
「ほら、マジカルクッキーだ」
スッと赤司君が差し出したマジカルクッキーを見て動きを止めるさん。
そして数秒後、怒り狂った表情が消え、冷静な態度が戻ってきました。
「これで許せるかい?」
「…マジカルクッキーに免じて、許します」
「だそうだ」
「「「(赤司様さすが…!!)」」」
満足そうにマジカルクッキーを食べ始めるさんの姿を見て、皆さんは赤司君の偉大さを再確認しました。
「…敦くんも食べようよ」
「え、いいの?」
「もう許したもん。一人で食べても美味しくないし」
「…ちん好きー!」
「へ?」
不思議そうな顔をしながらマジカルクッキーを差し出すさんは天然の小悪魔だと、皆さんは再確認しました。
****************************
「ちんこれピーマン味じゃん!」
「あたしなんかケムシ味だよ…」