第1章 真夏の大集合-in 赤司の別荘-
「っち!早く次流してっス!」
「甘い物は却下するのだよ」
「はぁ?甘い物却下とかふざけんなし~。次もだろ」
「………」
「さん、プリン食べてるせいで無言になってます」
「食に対してはマジで真剣だよな…」
「…よし、お待たせ!次はマジバのハンバーガーだよ!」
「「「「ハンバーガー!?」」」」
「今ならバニラシェイクもついてくる!」
「!、バニラシェイク…!」
ハンバーガーには反応を示さなかった黒子君がバニラシェイクには反応しました。
黒子君の反応を狙ってバニラシェイクを買ってきたさんは、1人クスクスと笑っています。
「ハンバーガーをどうやって流すんスか!」
「そのまま直で。ふやける前に取ってくれればいいから」
「テキトーすぎるのだよ!」
「ガンバレ!じゃいくよー」
ハンバーガーを手に取り、本当に直で水に突っ込んでしまいました。
ハンバーガーは食べたい、だけどふやけたハンバーガーなんて嫌だ。
その一心で皆さん必死です。
「俺に勝てるのは俺だけだ」
「人事を尽くして天明を待つのだよ」
「ひねりツブすし~」
「死んでも勝つッスよ」
やる気十分の皆さんは、何と『ゾーン』に入りました。
ハンバーガーの価値が随分と高いですね…。