第3章 【妖怪町】天狗様

天狗様のとこへ行くまでに結構朽葉と喋った。喋っているなかで朽葉のことがわかっていった。
朽葉は、噂話が大嫌いだということを。

本人曰く、

『根も葉もない噂話でどれだけの人が傷つくと思うか、噂を流しているやつは考えもしないんじゃ。だから噂話は嫌いじゃ。』

だと。この話を語っている朽葉はとても真剣な顔つきだった。いつもはニコニコしているのに。
だから本当に嫌いなんだと思った。



そして、あーだこーだ考えてる間に天狗様のいる場所に着いた。