第1章 足の不自由な2人
綺麗だ。
誰もがそう思うであろうその瞬間に惹かれたのは、人類最強も例外ではないようだ。
「…団長?」
「おはようリア。自分のことははっきりしているかい?リヴァイはわかるかい?」
リヴァイはリアと目が合う。
「はい…。大丈夫そうです。」
「では、とりあえず朝食を食べなさい。その頃また来よう。」
エルヴィンが優しくリアの頭を撫でる。
リアは申し訳なさそうに俯き
「すみません…団長にわざわざ手間をかけさせてしまって。」
「いいんだ。私がしたいだけだからね。」
そう言ってエルヴィンは部屋を出て行く。