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遠い花

第1章 花


「…わけわかんない…何してんだろ私」
敷いた布団に寝転がり天井を見上げる。
橘さんに会った日から2日が経とうとしていた。失礼な事をしてしまって申し訳ないと思うものの、会うのも怖いわけで。
「…謝るべきだって分かってるけど…」
あの優しさがもう私には向かないかもしれない。そう思うと謝ることは愚か会うことさえ出来ないでいる。
「…百合ちゃん。百合ちゃん、お使いに行ってきてくれないかい?」
ふとおばあちゃんの声が聞こえてきた。
「どこまで?買い物?」
「隣の橘さんのお家。」

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