• テキストサイズ

Anglevoice

第1章 出会い ~あなたは誰?~


「朝学活始めるぞー」
担任が入って来た。
「今日は転校生が来たぞ」
「女子?女子?」
男子が騒ぐ。うるさい。
「大倉、入れ。」
「はい。」
大倉と呼ばれたその人物は教室に入って来た。
「大倉奏也です。よろしくお願いします。」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」
女子が悲鳴をあげる。うるさい。
「まだこの学校のことをよく知らないのでいろいろ教えて下さい。」
「おぉ・・・」
あまりにも優等生な文章に歓声と拍手が起きて、また教室がざわめいた。

「じゃあ席は黒田の隣な。」
担任がそう言った瞬間、クラスのざわめきがピタッと止まった。
「えぇ!?せんせー私の隣も空いてますよぉ!」
花園が騒いだ。
「おっと、花園の隣も空いてたな。大倉、好きな方でいいぞ。」
私はこの話をしている間、ずっと窓の外を見て鳥を数えていた。私の隣なんて来るはずない。
「黒田さんの隣に行きます。」
/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp