第2章 鎧の魔道師
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目的地、オニバスへと着いた私達。しかし、疑問が残る。
「アイゼンバルトの奴らはまだこの街にいるのか?」
「分からん。それをこれから調べる。エミア、少し手を貸してもらってもかまわないか?」
「勿論。まかせておけ。」
「雲をつかむような話だけど…」
「エミアはね、何でも見えちゃうんだ。どんなところに隠れようが、離れていようがエミアの目はごまかせないよ。」
「へぇ、それって魔法なの?」
首をかしげるルーシィに私も首をかしげる。これは魔法なのだろうか??
そして、なんかまた忘れてる気がする。それを教えてくれたのはハッピーだった。
「あれ?ナツは?」
言われれば、いなかった。列車は既に発車してしまい線路の向こうに消えてった。この先不安だらけです。
「話に夢中で忘れていた…なんということだ!あいつは乗り物に弱いというのに…私の過失だ。とりあえず私を殴ってくれないか!」
「まぁまぁ…」