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SAOGs

第4章 第1層~第10層 その3 "再起"


住宅地が壊滅してきたのも相まって、戦線は少し下がってきた
現状私達七人は他の部隊に任せている為、一応安全圏にいるのだが、それも安全かと問われると怪しい
一層二層と部隊の頭上を越えられ、現在戦っている第三層のボスは実質の遠距離兵装であるストライクパイルの流れ弾が私達を襲う事もしばしばある為、むしろ下がった時の方が大変だった

舞う瓦礫や土埃も私達にダメージを与える
HPが減るという訳ではないが、動きや視界を一瞬封じられ危険に陥りかねない状態が続いた


だが、それも後少し
ボスのHPは大分減り、このまま押し込めればいける―その筈だ
六番目の部隊がボスの残りHPバーを三分の一程に減らし、漸く終わりを感じた時、また別の事態が起きたのである

ボスが苦しみだした、そう言える動きをしだしたのだ
相手をしている部隊を見ぬまま両の腕を大きく振り乱し、両膝を地に付け、顔を抑え呻き声を上げている
攻撃行動はない―ならば今がチャンス
そう感じたのか、現在戦闘中の部隊が突撃した



一瞬の光




気勢を上げ、突っ込んだ部隊は―次の瞬間には、地面ごと吹き飛んでいた
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