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SAOGs

第25章 第41層~第50層 その2 "Love"


「――! んっ…んんっ!!」

瞬間、それまでと明らかに違う感触が私に降りかかった
口の中に何かが入り込んでいる
熱を持ち、ねっとりした液体の感覚と僅かにざらついた生身の感覚――舌だ

「んむっ! んっ、んんっ!」

本来なら出ない筈の、悦んだような高い声が漏れる
エリーは勢いを弱めるどころか勢いを増して私の口内を犯し始める
まさぐるように蠢くエリーの舌は私の舌に絡み、明らかな快楽を生み出す

それは麻薬のように私の身体を支配し、"違う―駄目だ"と思えば思う程求めるように身体を動かしていく

唇が離れてもエリーの舌は私の口内に挿し込まれ私の舌に絡み付き、唇をなぞるように舐め上げる
私の舌はエリーの舌を、唇を求めて勝手に動き出す

口から出ても絡み合う二つの舌が、互いの熱を、唾液を、快楽を味わい、混ぜ、一つのものとして互いに伝える
繋がった唾液が擬似的な融合感をもって快楽を更に増大させていく
だがエリーは更に身体を擦るように前後させる

「ぁ…はぁ、っ……んむ…ん、ん、んぁぁ……」

互いにお世辞にも豊かとは言えない双丘が、エリーの動きに合わせて形を変えていく
双丘の先端が皮膚を擦り合い、先端同士が触れ合う度に身体が跳ね上がるような感覚

思考を奪われ、まるで求め合う獣
それが普通であるかのようにエリーは身体を動かしながら、私の耳元に顔を近付けた

「リリィ……ここで、ずっと一緒に、いよう」
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