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SAOGs

第2章 第1層~第10層 その1 "旅の始まり"


これが一体何だと言うのだろうか
訝しげに鏡を見ていると、突如鏡が何処かのお伽噺かの如く光だした

「…っ!!」


またも起きた突然の事態に対処出来る訳もなく、私はまともに光を受けてしまった
まさかいきなり死ぬのか、とも一瞬恐怖したが、いつまでも感覚が消えない
まだ…生きている…



視界が元に戻ってくる
ただでさえ酷い状況だ
ちょっとした事すら、最悪に感じる
しかし、光だけなら―

「ちょっ……リィ…ちゃん…」

声の方を見ると、ミヤがまるで有り得ないものを見ているかのような顔をしている
私の何かがおかしいのだろうか


無言で鏡を見せるミヤ
手鏡故の小さい反射
だが、そこに写ったものは私によく見えた

「え……」





写ったもの…それは―



――白い髪、薄い色の肌、見たくもない、一般との圧倒的違い




現実における、普段の私の姿であった
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